ダイエットで痩せるための期間は3ヶ月~半年は欲しいところです。

でも、急な予定が入って今すぐに痩せなきゃいけないってこともあります。例えば、予想外の人に告白されて付き合うことになったときや冬は服装でごまかせるからと太ってしまったところに友達から温泉旅行に誘われたときなど短期間で痩せないといけないということは身近に起こることです。

そんな緊急で痩せたいときに試したいことをまとめました。

腸内環境を整え、宿便を排出

健康な腸

女性はホルモンバランスの関係から男性よりも便秘をしやすいです。

排卵後などに増加するプロゲステロンや黄体ホルモンは体内に水を蓄える作用があり、腸内の水分量が不足した結果、便秘になってしまいます。

そして、宿便だけで3.5kgほど体重が増加。宿便の重さは5kgと言われることもありますが、それは善玉菌や悪玉菌などの腸内細菌の約1.5kgも含むため、これは体外に排出することは出来ません。

宿便を出すことで体重が減るなら出してしまいたいですよね。便秘中はガスが発生しやすく、ぽっこりおなかになってしまうのでそれを防ぐだけでもだいぶスリムに見えます。

今すぐに痩せたいと考えたときはまずは腸内環境を整えることから始めるといいでしょう。

では、腸内環境を整え、宿便を排出するために試したいことをお伝えします。

プロバイオティクス & プレバイオティクス

プロバイオティクス

プロバイオティクスという言葉はメディアでもよく聞くようになり、ほとんどの人が知っています。

おなかの調子を整えるためにヨーグルトを毎日食べている人も少なくないですよね。

でも、プレバイオティクスは知らないという人もいます。プレバイオティクスは善玉菌の補助をしたり、悪玉菌の悪さを抑制したりするもののこと。例えば、オリゴ糖や食物繊維などがそうです。

要するに、おなかにいい乳酸菌を取るだけでなく、それを補助するオリゴ糖などをしっかりととろうということです。

また、乳酸菌というとヨーグルトなどに含まれる動物性乳酸菌ばかり取りがちですが、漬物や味噌、キムチなどに含まれる植物性乳酸菌も取るようにしましょう。最近は植物性乳酸菌にも注目が集まることが増え、アンテナの高い人は積極的に取り始めています。

ただ、植物性乳酸菌が含まれる食品であっても市販の製品は味の変化防ぐために乳酸菌を死滅させてしまっているものも少なくありません。そのため、ぬか漬けを家で作り、それを食べるのがおすすめです。

水分不足を解消

水分補給

腸内の水分量が減っているというなら補ってやればいいです。

水を1.5~2リットル飲んだほうがいいというのは有名な話ですよね。でも、飲み方はあまり詳しくやってくれません。1回で1リットルや2リットルを一気に飲むというのは思っているよりきつく、飲まなくてもどうこうなるわけでもないので水をたくさん飲むのは諦められがちです。

1回あたり200ミリリットルの水を8~10回程度飲むようにしましょう。朝起きてすぐは胃腸を刺激されて便意をもよおしやすいため、絶対に飲みたいです。他の7回のタイミングは食事前や入浴前、休憩中などに飲むといいでしょう。食事前に飲むと無駄に食べ過ぎることも減るのでダイエットにもつながります。

蠕動運動を促す

プロバイオティクスとプレバイオティクス、水分不足の解消を行ったら、蠕動運動を促して便を出しやすくしましょう。

アロエやレタス、オリーブオイルなどに含まれる不溶性食物繊維をとるといいです。

また、腸をマッサージすることも効果的で不溶性食物繊維と合わせてマッサージすると鬼に金棒

体の中と外からアプローチし、便秘を解消することで3.5kgまではいかないにしても1kgほどなら痩せられます。ぽっこりしたおなかも実感できるくらい凹んでくれているはずです。

次は、体重面だけでなく、見た目のぽっちゃり感を短期間でなくしていきましょう。

むくみの解消

むくみの楷書

むくみは血液中の水分が漏れ、皮膚と皮下脂肪に過剰に溜まってしまった状態を言います。水分不足になりやすい体なのに変なところには水分がいっちゃっているんです。

体重面では便秘解消ほどの効果はありませんが、見た目がすっきりするので短期間のダイエットでは便秘解消と同時や次に取り組みたいのがむくみの解消。

ちなみに、長時間立ちっぱなしや座りっぱなしの生活をするでもむくみやすいので同じ体勢で長くいないようにしましょう。仕事柄同じ体勢でいることの多い人はつま先立ちをし、血液を送りやすくするだけでもむくみを防ぐ効果があるので、1日に10回~30回ほどつま先立ちするようにしましょう。

では、むくみの解消のためにやりたいことをお伝えします。

食事内容の見直し

むくみに直結するのが塩分のとりすぎ。お酒を飲むとむくむというのは、それに合うおつまみが塩分濃度高めというのが関係しています。

痩せなきゃいけない予定の日までだけでもお酒を控え、普段の食事の塩分量も見直しましょう。お惣菜をヘルシー志向にし、調味料をかける量を意識してかえるだけでもかなり変わってきます。

また、ダイエットというと糖質制限=炭水化物抜きなんて人もいるでしょう。でも、炭水化物を急激にカットして水分量を一気に減らして体重が減るのは短い間ですし、体の不調も出やすいです。普段の食事から満足感がなくならないくらいに炭水化物を減らす程度にとどめておきましょう。

1週間前から予定に向けてダイエットするときは6日間はヘルシー志向にした食事をとり、最後のあがきで1食~3食断食くらいの無理のないやり方をおすすめします。

マッサージや軽い運動

むくみは気になるところをマッサージしたり、軽い運動をしたりすることでも解消出来ます。

普段運動不足で筋肉量が少ない人ほど効果が現れやすいでしょう。

今回は特に気になる顔と足のむくみを解消するために、参考になる動画をご紹介します。

この他にも、デトックスウォーターを飲んだり、半身浴やウォーキングなどで汗を流したりするとむくみの解消につながります。

便秘とむくみを解消すれば、しなかったときよりもスリムになっているはず。

ただし、どちらも継続して行えば維持できますが、あくまでも一時的なもの。健康に痩せるために必要な筋肉をつけて代謝量を上げるということはすぐに痩せたい場合でもやったほうがいいです。

インナーマッスルを鍛えて代謝量をあげましょう。

インナーマッスルを鍛えて代謝アップ

インナーマッスル

運動は継続こそ力なりなところはありますが、1週間でも続ければしないときよりも筋肉はついてくれます。

上腕二頭筋のような筋肉をつける必要性は全く無く、インナーマッスルなら見た目がごつくなることもありません。適度な筋肉はむしろほっそりと見せてくれるので積極的につけるようにしましょう。

では、インナーマッスルを鍛えるときにおすすめの運動についてお伝えします。

スクワット

下半身には太い筋肉があり、代謝アップするならまずは下半身の筋肉を鍛えましょう。

そして、激しい運動でなく、続けることで下半身の筋力アップにつながるのがスクワット。筋肉がついてごつくなるどころか太もものシェイプアップが出きて痩せてしまうこともありますし、続けているとおなか痩せまで達成できてしまったりします。

スクワットはシンプルでありながらやり方を間違っている人も少なくありません。間違ったやり方で何回やっても意味ないので正しいやり方をYoutubeの動画などで確認しながら行った方がいいでしょう。

プランク

おなかがぽっこりしていると他のところが痩せていても太った印象を与えがち。

そのため、体幹トレーニングのプランクを行い、おなかを凹ませましょう。

プランクは見た目以上にきついですが、それだけ効果もあります。お手本のようにキレイにできなくていいので、時間やセット数を増やし、お腹痩せを達成しましょう。

まとめ

短期間で痩せることはきついですが、不可能ではありません。

便秘やむくみの解消、筋力アップを行い、短期間でも健康的に痩せましょう。

間違っても極端に食事量を減らしたり、体を壊すくらい急に運動したりなど無理しないようにしてください。そのような方法で痩せたとしてもリバウンドするのは目に見えています。

そして、今回は短期間で急に痩せる必要がありましたが、最終的には痩せている身体を無理なく保ち、急に痩せなきゃいけないような状態にならないようにしましょう!