痩身の分野でいえば、クリニックよりもエステサロンのほうが知名度があります。
また、クリニックも日常生活に支障をきたす肥満の方が受けるものと美容目的でダイエットするもので内容が大きくかわります。
今回は、痩身エステサロンとクリニックの違いについてお伝えします。
エステサロンとクリニックの違い【痩身の場合】
薬の使用の可否
クリニックでは食欲抑制剤などのダイエットをサポートする薬を処方してもらえますが、エステサロンでは薬は使えません。
エステサロンでは薬を使えないかわりに脂肪燃焼しやすくなるサプリメントなどを使う場合もあります。
エステのコースにサプリメントが含まれる場合もありますが、基本的に追加購入になるため費用が別途かかってしまうことが多いです。
また、クリニックでもサプリメントを補助的に利用する場合があります。
高度肥満の場合は保険適用あり※クリニックのみ
日本の健康保険はBMIの値が35以上の高度肥満にしか適用されません。
※BMIは体重(kg)/身長(M)^2で求められます。
例をあげると、身長160cm、体重90kgでBMI35.2となり、保険適用になります。
高度肥満というくらいなので、日常生活にも支障をきたすレベルで保険適用になると考えてください。
BMI35を超える場合はエステサロンよりも保険がきいてダイエット薬も使えるクリニックを選択したほうがいいでしょう。
費用の違い
高度肥満の治療でなければ、エステサロンよりもクリニックのほうが高額になりやすいです。
痩身の分野は各々のエステサロン、各々のクリニックによって費用が大きく増減しますが、一般的にはエステサロンのほうが安くすむでしょう。
ただし、エステサロンの費用も安いわけではありません。
カウンセリングする人の違い
クリニックとサロンではカウンセリングをしてくれる人が違います。
クリニックでは医師や看護師、管理栄養士などがカウンセリングを行い、エステサロンではエステティシャンがカウンセリングをします。
クリニックのほうがいいと思うかもしれませんが、医師は男性が多いので恥ずかしいという方も少なくありません。
エステサロンならスタッフは女性のみがほとんどなので相談もしやすいでしょう。
また、最近のエステサロンは管理栄養士などの資格をもったひとを積極採用するところも増えてきていて、カウンセリングする人の差は少なくなってきました。
店舗への入りやすさ
エステサロンのように綺麗になるための痩身を行うクリニックは美容外科である場合が多いです。
エステサロンに入るところを見られても脱毛やマッサージを受けたとごまかせますが、美容外科に入るところを見られたら整形と勘違いされてしまうこともあるかもしれません。
店舗の入りやすさだけで選ぶなら断然エステサロンになります。
追伸
痩身エステサロンもマシンだけでなく、食事や生活習慣を正して痩せるところが増えてきました。
そのため、リバウンドも昔より起きにくくなっています。
また、マシンもサロンによっては医療機器メーカーと共同開発したり、医師監修で開発したりとクリニックとの差も以前ほどはありません。
メスを使っての脂肪吸引で一気に痩せたい場合や食欲を制御できない人、高度肥満で生活に不便さを感じている人などはクリニックを利用するといいですが、綺麗になるための痩身ならエステサロンを選ぶのが無難なのかもしれません。